しばらくすると、なんだか『気』を感じたので、
その方向へ目をやると、




ワタシは即座に彼女に席を譲らせて頂いた。

「サンクス」とだけ言い、


まさか、まさか、(ボソッとぶっきらぼうにだが)感謝のお言葉を
頂けるなんて、夢にも思っておりませんした。有り難き幸せ。





えっ?何?

その赤ちゃん、さっきあんたから出てきたばっかだよね?
ってことは、あんた妊娠6ヶ月くらいに見えるけど、

そうじゃないよねっ!?



赤ちゃんを産み落としたら、
お腹は即にひっこむと思っていたワタシ。

全然ひっこまね~んだな…。

でも、何?この敗北感…。
こんな仕方せんでも、席は譲ったべ…。

What a bloody bitch!!


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