和書がなかなか手に入らないワタシ。日本のアマゾンで購入。でも、今、どんな本が話題なのかとかサッパリなので、15年程前に大ブームとなった『失楽園』を今になって購入。

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あの頃、ワタシは日本で大学生をしておりました。映画もテレビも見た事なかったけど、流石に、「不倫して、心中はかる的な内容やろ?」ぐらいの知識はありました。

大ブームになったし、“文豪”とまで呼ばれる作家の作品だったので、「さぞかし読みごたえがあるんだろう!」と期待してたんですが、

つまらん…。

文章も、良く言えば非常に読み易いが、悪く言えば平坦…。「う~む」とか唸る部分皆無。

性描写があるのは知っていたけれど(これがキーとなって流行ったのは容易に解るけど)、平々凡々…。谷崎潤一郎みたいに書かれてるのかと思いきや…。

Benefit of the doubt を持ち、同じ作家の、私小説的な作品、『阿寒に果つ』も続けて読んでみましたが、これもまた、へいたーーーーーん。

読むのを止める程ではないけれど、全然読み応えのない物たちでした、ワタシにとっては。


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